「架月……」
授業中だが先生が出張のため、今は自習時間。
先生が居ないから、やはり皆は喋っている。
最近話していないから、てっきり他の人だと思っていた。
何で急に?
「お前、会長なるの?」
……架月もですか。
首を横に振りながら、私は答える。
「ならない。生徒会入ったら、部活出来なくなるから」
今の私が最優先するべきなのは部活。
夏の大会も、もう近いのだ。
「だろうな。やっぱそうだと思った」
まるで分かりきっていたかのような顔。
そんなに私が「部活一筋!」って顔でもしているのだろうか。
「で、誰?」
「は?」
架月の話の転換の速さに驚き、またも訊き返してしまう。
「昼休み話してた奴。誰?」


