「……やっぱり」 「お前今のわざと言わせただろ?」 「ううん。わざとだなんて。そんな事する訳無いでしょ?」 「……ッ!」 架月の表情が、微妙に変わる。 さっきまで馬鹿にされていたから、仕返しするのがとても気分が良い。 「すぐ戻るから。お前、怪我してるし」 ゆっくりと、私を下ろし、くるりと背を向けると、スタスタと歩き出した。 意外と人間らしい所もあるじゃん。