ラスト

彼女でも、妻でも無いのに…

お互い遊びのはずの彼に、一番の安らぎを感じる…

彼に抱かれ、幸せを感じる…

黙ったまま…

それでもいい…

彼に身を任せ、

一人の女として愛されていたい。

でも…

出来る事なら、

彼だけに抱かれたい…。彼だけに愛され、

ずっと側にいたい…

それは…叶わない事ぐらい分かってる。

彼にとって、私は愛人と言う名の愛玩具でしかない。

そこに愛なんて無い。

ただ、彼の性欲の捌け口でしかない。

どんな抱かれ方をしてもどんな仕打ちをされても私には、

否定する事も、

文句さえない。

それなのに、

彼に溺れ、

彼以外を本気で愛せない

もう…

引き返せない…

彼の腕の中でそう思った