冬を司る神だという幸に屋敷を案内してもらうことにした。

「それよりさ、初姫。お腹減ってない?朝ご飯まだなんでしょう?」

すっかり砕けた物言いになった幸。


「そういえばそうね。」

何かいただけるかしら?

呟いた初姫に幸は当たり前でしょと言われた。

「初姫は疾風の奥さん何だから。こっち来て。」