シャーペンと君とあたし




……分からない



だって、孝太がくれたのは

いつも楽しい気持ちばかりだったから。








「いけよ。」


「……俊。」




あたし、どれくらい立ち止まってた?




こんな時にくれる俊の言葉は

優しくても、毒舌でも…



─…必ず背中を押してくれた。









でも、今は違うの。


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