無意識に声が漏れる。 ほんとに凄い。 プロが描いたのかと思った… 「素敵とか言う柄じゃねーだろ。」 人がせっかくいい気分でいるのに この男は… カチンときて俊を睨みつける。 「ソレ、どーいう意味?」 「そのまんまの意味だけど?」 ロッカーに寄りかかりながら 余裕の表情で見つめ返してくる。 むっかつくー! さっきのイライラが戻ってきたっ! 「悪かったわね! どーせ凡人ですから。」 「は?」 .