「…好き、だよ。」



─…誰よりも、愛しい君に。





そっと、俊の温かい唇が、重なる。


閉じた瞳から、1粒の涙が頬を滑り落ちていく。






明日はきっと


もっともっと、好きになる。




これからも君の隣で─…









  床には1本のシャーペン。


  それだけが2人を見守っていた。





  【 シャーペンと君とあたし 】




     ─end─