Last Sound





「え?!はっ?!

ちょっ…?!

マジ、なんなの?!」


突然部屋へ押し入った俺たちを見て辰巳澪は軽いパニック状態。



「あ、ごめん。

でもこうでもしないと澪、俺たちと話してくんないだろ?」


「はっ?!なんでいきなり呼び捨て?!

つーかあんた、誰?

ってなんで坂下楽がいんの?

それに…朝、陽?」


一気に4つも質問か。

こりゃあ手強いな。


「まず最初の質問。

なんで呼び捨てなのか。

んなの簡単じゃん。

澪は俺たちの仲間、だからだよ」


「仲間…?」


「で、次の質問。

あんた、誰?ってやつ。

これも簡単。

俺、3組の渡辺波瑠斗。

よろしく」


ニカッと笑ってみせる。


「で、あと2つの質問な。


なんで楽と朝陽がいるのか。

だって楽も朝陽も、俺の仲間だもん」


最後にさっきよりも飛びっきりの笑顔を見せた。