高校生活最後の年。
いろんな過ごし方があると思う。
部活にかけて、
最後の大会まで一生懸命練習して。
大会で3年間の成果を出し切って、
引退する者。
いい大学にいくために、
高い費用を払って、塾へ通うヤツ。
受験生だという実感がなく、
毎日遊びほうけるヤツ。
バイトに命かけてるヤツ。
いろんな過ごし方があって、
どれもこれも、たぶん、本人にとってはかけがえのない時間。
だから俺は高校生活最後の年に
『これ』にかけがえのない時間を使いたいと思った。
バカにされてもいい。
けなされもいい。
後悔してもいい。
それでもいいから、
高校生活で何にも一生懸命になれなかった俺が、
最後に、一生懸命になって、
仲間と笑ったり泣いたり、
そんな時間を過ごしてみたかった。
思い残すことなく、
高校生活を終わらせたかった。
そのために俺は頑張ろうと思う。
この話は、
そんな俺の奮闘日々を綴ったモノ。
俺は高校最後の年に
あの場所で
最後の音を奏でる
【Last Sound】