「ほら、中学が一緒の子、あの子から電話が来て…」 ───黒崎さんのこと?…でも彼女は… 「えっと、あの…その前に電話とかかけていませんでしたか?」 早苗のお母さんはしばらく考えてから言った 「あ!そうそう!郁美ちゃんがおもしろい番号を見つけたからその番号にかけたみたいなの!…誰のか分からないけど、その時ちょっと様子がおかしくってね? …で、そのあとよ?中学が一緒の子からかかってきたのは…」