荷物を預かってもらえるというので、宿に寄った。




「少し休憩して行かれますか?」




お茶と和菓子を出してくれたので、私達は休憩することにした。




「先生、浴衣着て欲しいなぁ」



「今度は夏に来たいな」



「京都と先生って何か似合う。先生和服似合うもん」




先生は、またそんなことを言って、と照れ笑いをした。





「今日の夜は、いつもみたいに声出すなよぉ、直」




おかみさんがいない隙にそんなことを言う先生。





「何、言ってるのよ!!疲れてすぐ寝ちゃうよぉ~」




「ふふふん。寝かせると思ってんの?」