もう、おばあちゃんの手を握ることはできない。




おばあちゃんの声を聞くこともできない。





でも、こうしていつでもおばあちゃんと話すことができる。



すぐそこにおばあちゃんがいるような気がする。






心の中には、たくさんのおばあちゃんとの思い出があるから。






だから、これからもおばあちゃんは私の大事な家族。





ずっと見守っていてね。


私達を・・・・・・







「おじいちゃんとおばあちゃんも喜んでいるわね」





お母さんの声で我に返る。






また空を見上げる。




さっきとは違う雲。





丸い雲が2つ重なり合っていた。





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