なんて物思いに更けていると、 「雫ー。ご飯の準備しようか。 っていうか片付け終わった?」 ノックの音と共に、中村くんの声が聞こえた。 急いで部屋のドアを開けて、 「うん、今日の分は終わったよ。 何か作ろうか。」 そう言って部屋を出た。 「ホントは出前とかでもいいんだけど、 ほら、彼女外食が多かったみたいだから。」 「そうだね。 でも冷蔵庫に何か入ってるのかな。」 「探せば、あるはず。」 そうして、2人でキッチンへ向かった。