「……ここって屋上なんですか?」 目があってしばらく沈黙が流れると愛しくてしょうがなかった奴にそっくりの美少女が気まずそうに口を開いた。 「そうだけど。」 ドキドキしながら、でも出来るだけ普通に答える。 顔はそっくりなのに全然違う声に心臓が大きく脈打つ。 「えっと、職員室探してたんですけど……。 職員室ってどこですか?」 職員室? なんで職員室を探して屋上に来るんだよ。 天然? 「案内、してあげる?」 いつも女をエスコートするときのように、優しい笑顔を作る。