夜俺は伝次郎から聞いた、柳之助の携帯にかけた。
【柳之助真子をどうしたい訳?真子に惚れたとか?】
《違う女にはあまり興味がない。》
【じゃどうして、真子が困るようなことするんだよ。】
《それは銀平さん、あなたが一番よく分かってるんじゃないですか?》
【どういう意味だ。】
《極道なんかと一緒になって、幸せになれるはずがない。
俺の母親も親父のことでいつも泣いていた。
そのうち病気になり死にました。
銀平さんのお母さんも病気で亡くなりましたよね。
極道の一緒になったら、不幸なるのが目に見えてるんです。
俺は叶にそのことを教えてやりたいんです。
叶は歌が上手い、叶にはまだ未来があるんです。
あなたと一緒でない未来を、俺が教えてやるんですよ。》
俺は柳之助に何も言えなかった。
真子は俺といない方が幸せなのか。
【柳之助真子をどうしたい訳?真子に惚れたとか?】
《違う女にはあまり興味がない。》
【じゃどうして、真子が困るようなことするんだよ。】
《それは銀平さん、あなたが一番よく分かってるんじゃないですか?》
【どういう意味だ。】
《極道なんかと一緒になって、幸せになれるはずがない。
俺の母親も親父のことでいつも泣いていた。
そのうち病気になり死にました。
銀平さんのお母さんも病気で亡くなりましたよね。
極道の一緒になったら、不幸なるのが目に見えてるんです。
俺は叶にそのことを教えてやりたいんです。
叶は歌が上手い、叶にはまだ未来があるんです。
あなたと一緒でない未来を、俺が教えてやるんですよ。》
俺は柳之助に何も言えなかった。
真子は俺といない方が幸せなのか。


