「なんだよその、寝言は寝て言えみたいな顔は」 「…よくわかったな」 「図星か!」 待っている間メールをしていたらしい郁が弄っていた携帯をワイシャツのポケットにしまい、頬杖をつきながら俺を(白い目で)見てる。 漫画は読み終わったんだ。 とりあえず立ち話もなんなんで、俺は教室の中に入って郁の近くへ寄った。 あ、勿論鍵は閉めたよ。 「…………で?何なの、突然」