涙の宝器~異空間前編



ただそれだけだった。


仮面の男が突然俺に拳銃を向けた!!!


俺はア然としながらも、身を守るそぶりを繰り返した。


仮面男は言った。



「そこをどけ」


「えっ?」


「邪魔だ」



俺はすぐさまどいた。


すると、仮面男は拳銃を右のタルに目掛けた。


何をするのだろう……



パンパンッ!!!!!


弾がタルを撃ち込んだ。


するとタルが丸ごと破裂した!!!



「うわっっ!!!!!」



心臓が破裂したような恐怖。


それで終わりではなかった。