「ニ台目は役目を終えた後、破棄処理します。 従って、一台目はその後の私が帰還する専用車になります」 これから俺はどうなるんだろう。 これ以上、誰か来るんだろうか? 一つ気になる事があった。 そもそも何故俺にお別れをしに来れるのだろうか? また運転手から回答が帰ってきた。 「それは、あなたが死亡した事に関しての情報を、裏を通じて側近にまず知らせます。 そして、先ほどのように現れる本人たちにもリスクがあります」 「リスク?」 「そうです。 つまり、ここに来るということは………………」