それはまるで木々のトンネルのようだった。 俺は子供のように見入っていた。 「気分はどうですか?」 突然後ろから話しかけられて驚いた! この格好は運転手のようだ。 「あの、俺はどこに行くんですか?」 「あなたにはこれから天国に行くか、地獄に行くかの真の瞬間に立ち会って頂きます」 「あの〜、どういうことですか?」 「今からあなたの運命を決める瞬間がきます。 しばらくの間、背後に目を向けておいてください」 俺は言われた通りにじっと見続けていた。 今から何がどうなる?