涙の宝器~異空間前編



時間は徐々に過ぎていき、台車で配達、車の免許はもってないから自転車で配達したりした。



配達を終えれば洗い物、車庫の掃除と、本当に大人になった今でもあの頃と同じ仕事内容だった。




高校時代の時はいつも午後二時頃に退勤していた。


が、この日は気づけば午後八時を回っていた。


店内は閉店して片付けをしていた。


パートのおばちゃんたちはすでに退勤していて、社長、社員に混じって俺はちゃっかり労働。




洗い物、ゴミのまとめ、やることはやった。




タイムカードを押して着替える。