涙の宝器~異空間前編



そう!



もう全てを覚悟していた。





彼女のためなら………




絶対に救い出す!!



そのための日々だった。








夢−−−−−






ここは………?


ゆっくりと目を覚ます。


部屋中を見渡してすぐに分かった。


ここは俺の部屋だった。


これは現実だと思う。


疑うことはしない。



朝ごはんを食べてる時に親との会話の中で、俺が地元に戻ってきたことを知る。


当時のように午前八時前にお店の前に到着。


チャリンコを置いて社員が来るのを待った。