黙秘−−−− ここはどこだ………?? 体は異空間を進んでいた。 首から下を見ると、体のあらゆる箇所から大量出血していた。 先の方に大きな光が見える。 無重力のかかった体は、みるみるその光の方へと吸い込まれていく。 光に近づくにつれて、血が引いていくのを感じた。 その光はとても温かみがあって心地がよかった。 そのせいもあってか、瞼は自然に開くのをやめた。 もう何かを考える事さえしなくていい、そういう感覚に陥る自分をも許せてしまえたんだ…………