安全を確認し、線路に降りた。 ウロチョロする子犬を抱き上げた。 次の瞬間何かが私の足を掴んだ!! バランスを崩した勢いで、子犬はホームに投げ出された。 子犬は階段を上がっていった。 右足には錠(じょう)がかかっていた! (えっ!?) 何の冗談!!? 錠は線路に貫通していた。 慌てて錠を外そうとするが、外れるわけがない!! 「間もなく二番線に、快速死界行きが参ります。 安全ですから線路でお待ちください」 (ちょっと何よこれ!!!)