涙の宝器~異空間前編



ボロボロの体でようやくグラウンド一周を終えて、スタート地点に合流。



スタート地点に待機していたのは、俺を合わせて八人だけだった。



喉を癒すため、グラウンド脇のテーブルにあった紙コップの水を一気飲みした。


やがて、会場全体に本大会主催運営担当責任者のマイク放送が響き渡る。



「みなさーん!!!
長らくお待たせしました!ついにこれが本大会最後の競技になります!!!

えーお聞きの通り、これから行われる四百メートル走によって全てが決まります!!

どうそスリルと興奮をお楽しみください!