涙の宝器~異空間前編



おそらく哲章と衝突した勢いで竹槍がマントを貫通したんだ。



最悪の状況になってしまった。


まさに無防備だった。


それでも何かを捕らえなければ後に身が持たない。


何か!
何かないのかよ!!!


俺はただもがいた。


すると、音を立てる何かが近づいてくる。



ヤバい!!!!!



狼の群がすぐ側まで来ていた!!!


俺を襲うに違いない。


くそったれ!


俺はここまでなのか……


逃げるにしても状況が悪すぎる。


俺はここで終わるのかよ!


くそったれが!!!