俺は急降下を始めた。 腕を伸ばした事で俺の姿は丸見えになり、逆にスピードがぐんと上がった。 猪は全く気づいていない。 俺は確実に狩れると確信した。 「ぐあっ!!」 俺は猪を目前に何かに接触したせいで、バランスを崩して落下した。 (何だ!!?) あまりの衝撃に俺の視界は三重にブレた。 意識がはっきりするのに時間がかかった。 俺の目はブレながらも衝突した何かを捉えた。 段々と視界が戻り始めると、その姿は確認できた。 そこに居たのは宮辺原哲章だった。