その唇は想像以上に柔らかくて・・・・。 蓮はすぐに唇を離した。 そして、美優の顔を見るとゆっくりと黒目がちな瞳が開かれていった。 -なんだよ、これ!?- 蓮は自分の顔が赤くなっていくのを自覚するほど。 そして目は美優の唇から離れない。 「もっかい・・・いい?」 蓮の口から出てきた台詞は、色気も何もないそれ。 美優は赤い顔のまま、小さく頷いた。 繰り返すキス。 さっきよりも長く、やさしく重なる唇。