手をつないで二人で歩く。 こんな時間も、他愛のない会話もすべてが愛おしい。 「・・・・あっ・・・れん・・・く・・・・」 白いシーツの上で乱れる漆黒の髪も、朱色に染まる白い体も、自分の名を呼ぶ薄紅色の唇も。 「美優・・・・愛してる」 耳元でささやくと美優の体がビクンと反応する。 潤んだ瞳が蓮に向けられる。 のばされた白い腕が蓮の首に回されて・・・・・・。 そして、そのまま長いキスをした。