「三神ーっ」 だいぶ遠くから声をかける。 聞こえるか心配だったが、三神は足を止めた。 「三神、何してんだ?」 駆け寄っていく。 『ゴスロリ姿ではない』三神へと。 「…休みの時まで会うとは思いませんでしたが」 …そう、今は夏休みなのだ。 だから、ここは繁華街だし、俺たちは私服だった。