貴方と初めて話したのはあの屋上だったよね。 今でもよく覚えてる。 屈託なく笑うその顔は遠くから見ていた顔と同じでした。 初めて交わした言葉と 初めて交えた貴方との体温 それと変わらないモノが今近くにあること それに幸せを感じるから。 今の幸せと過去の安定。 限りなく続くこの青い空に 限りなく続くこの思いを秘めて。 第一章 屋上と飴