靴を履いて外に出ると、思ってたより暗くなってる空。 そして大きな雨雲。 「同じ方向だし送ってくよ。」 こんな奴が歩いてたら、すぐに変な奴につれてかれそうだし、俺も送りたいから言った…ら。 「いいよッ!皐月くんチャリだし、ほっといていいよ。」 なんて、言う。 ほっとけるわけねーじゃん。 「じゃあ、今から駅前にクレープ食べに行くんだけど、星野もいかない?」 「行きたい!」