案の定、イチヤはほとんど家に帰ってこなくなった。
付き合って4ヶ月目、辛い毎日だった。
『何で家帰ってこーへんの?』
『付き合いやから・・・』
『・・・』
イチヤが車を使っている日は、迎えに来てもらう約束だった。
仕事が終わって、寒い中待っても待ってもイチヤはこない。
電話をしても出ない。
私は直感で、ある飲み屋に歩いて行った。
店に入るとイチヤがいた。
知らない女と・・・
『車のカギ!!』
『・・・』
『ふざけんな!!』
車のカギを奪い取り、私は家に帰った。
悔しかった。悲しかった。
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