『あんなぁ、ユウと付き合う前に、前の彼女と別れたって言ったやん?』 『うん。』 『前の彼女から連絡あって・・・』 『何?』 『妊娠しとるって・・・』 『えっ!?』 『でもな、俺は本間にユウのこと大事に思ってるしお前のことも話して、その子には悪いけどおろしてほしいってお願いしたんや。そのおろすお金が10万円・・・ごめん。』 『・・・』 私は付き合ってすぐのころを思い出した。 イチヤの寮に、毎日誰かがたずねて来てた。でもイチヤは一度もドアを開けなかった。 きっとそれが彼女だったんだ。