AVENTURE -君の名前を教えて-

なんで私なのよ。


「私、そこらへんにいるようなフツーの女なんだよ?そんな奴紹介したところで、婚約破棄とかなるわけないじゃん」

確かにアヤに協力するとは言ったけど、あくまでも一般人の場合。

国の後継者になる可能性大の人間の結婚を御破算にするとか、国際問題になりかねない。

どんなにアヤに頼まれたからとはいえ、そんなの許されるはずがないことくらい私にもわかる。


「恋愛は自由だと思わないか?」

「思うけど…!」

言われて思わず顔を上げる。
そこにはアヤの姿があった。