AVENTURE -君の名前を教えて-

「私があげたんだから、偽物なわけないじゃない。ね?」

『え?』

急に千尋の後ろから声が聞こえてきた。
千尋が振り向いたそこには、懐かしい声の主が立っていた。

「トラン!」

「はぁい、元気にしてた?」

私は思わず立ち上がると、トランのところまで駆け寄り、そのまま抱きついた。

「久しぶり!元気にしてたよ!」

トランもギュッと抱き返してくる。

「もう、相変わらずかわいいわね」

そう言って、トランはおでこに軽くキスをした。