AVENTURE -君の名前を教えて-

連れていかれたのは、昨日も行った、ファントムのお店だった。

「…今日は誰もいないんだね」

昨日とうってかわって、お店にいるのは店員のお姉さん2人とトラン、アヤ、そして私の5人だけだった。

「昨日あんなことが放送されたから。今日はお休みなの。ここ、一応本店だから」

トランの言葉に、私はそうなんだ、とつぶやいた。

「さてと。私からのお礼。あなたに好きな服をプレゼントさせてもらうわ!」

トランの言葉に、私は思わず首を横にふった。

「えぇ!?いいよ、そんなの!だって、昨日とか、トランにすっごいいっぱい、いろいろしてもらったんだもん。エステにつれてってもらったり、洋服を貸してもらったり。お礼を言うのはこっちだよ!」

慌てて断る私を見て、トランは笑った。

「相変わらず面白い子ねー。でも、受け取ってもらえないと、私の気持ちがすまないのよねぇ…」

そう呟いたトランは、アヤを見て、にやりと笑った。

「あぁ、それなら、彼氏からのプレゼントなら、受け取れるでしょう?」

「は?」

きょとんとした私をみて、トランはにっこりと笑った。