AVENTURE -君の名前を教えて-

「おやめなさい!」

カトレアが叫ぶ。

「トラン、あなたはもう、王族の人間ではないはずです。なぜこのような場に、あなたがいるのですか」

怒りをあらわにしたカトレア。
だが、トランはそんなことは気にもせず、にっこりと笑って答えた。

「なぜ?不思議なことをおっしゃるんですね。カトレア様は」

トランは私たちの方をちらりと見て続けた。

「招待を受けたから、ここにいるんじゃないですか。ご自分で招待した客のことをお忘れですか?」

その言葉に、カトレアは一瞬、何のことを言っているのかわからないという表情を向けた。
が、すぐにはっとする。

「まさか…!?」