AVENTURE -君の名前を教えて-

建物の入口には、数人の男女と、まるで中継に使うような、大きなカメラが数台設置されてあった。



うそ!!てっテレビ!?
マジで!?




思わず動揺して、顔をひきつらせる私に、チカが小さく「顔」と呟いた。

ハッとして、頑張って笑顔を作る。ひきつってる場合なんかじゃない。

私はふぅ、と息を吐いて、真っ直ぐに前を見た。


今はみんなの魔法がかかってるから大丈夫。


そう自分に言い聞かせて、私は真っ直ぐに前を向いた。