AVENTURE -君の名前を教えて-

「さて、話はすんだかしら?」


アヤはまだ色々やらなくてはいけないことがあるということで、そのまま何処かへ行った。

私は仕上げだと、トランに連れられてカフェを出た。

「人はね、幸せになるために生まれてきたの」

綺麗な緑色をした木々が立ち並ぶ街並みを、少しだけ足早に歩く。

トランは真剣な顔で言った。

「あなたがここに来る前に酷いフラれ方をしたのはきっと、この出会いのためだったんじゃないかしら?」

くるりと私の方を見て、ニッコリと笑うと、軽くウィンクをして、チュッと頬にキスをした。

「…ありがとう、アヤもトランも。…私、会えてホントによかった」

「そうよ、笑って!女の子はその顔が一番だから」

言われて私は、笑って頷いた。