AVENTURE -君の名前を教えて-

気がつけば辺りは夕焼け色に染まっていた。

「いればいい」

トランとは違う声。
恐る恐る顔をあげると、
そこには穏やかな笑みを浮かべた、アヤの姿があった。

「アヤ…」


聞かれた…


自分の中の、知られたくなかった部分。
でも、それで良かったのかもしれない。


「…私、こんなやつだから…」

それ以上は言葉が出なかった。

少し自嘲気味に笑う私のの手を握り、その手に優しくキスをした。

「俺にすがればいい」

アヤの言葉に、少し目を丸くした。

「そこまで俺にぶちまけたんだ。これ以上、負い目を感じることもないだろう?いっそ、俺はお前のもんだって、開き直って皆に言えばいい」

アヤの言葉に、思わず笑った。

「無茶言うなぁ」

私の言葉に、アヤは微笑んだ。