AVENTURE -君の名前を教えて-

「お兄さんは、その人に告白とかしないの?」

少しどきどきしながら聞くと、お兄さんは少しだけ寂しそうに答えた。

「それがね、実は、告白もうしたのよ」

「えぇっ!?」

「他に、好きな人がいるんですって」

お兄さんの答えに、私は少し動揺した。


どうしよ、聞いたらまずかったかな。
なんて言えばいいんだろ。

「見事に玉砕したけど、私はまだ諦めてないから、そんなに気にしないでよ」

クスクスと笑うお兄さん。
私は恥ずかしくて、顔が熱くなった。

「好きで仕方がないのよねー…」

ポツリとお兄さんは呟いた。