「くくっ」

「……なんだよ?」

「あはははッ!……だってお前に誰かの親友なんて務まるわけねーじゃん」

「んだと!」

「親友だぜ、親友。愛想もクソもないお前が?……だいたいお前今何才だっけ?」

「七才」

「そうだったそうだった。あはは!そもそも親友なんて言葉習ってねーだろ?」

「馬鹿にすんなッ!」

「うご!」

アキトは達也のスネに蹴りを入れ、ずんずんと大股で歩き出した。