濡れた体温ごと奪って



次の日。
仕事が終わると、まだ切れてねぇ女、真奈に連絡をしアポをとり家へ向かい車を走らせる。


簡単にはいかねぇだろな。


あいつが俺に好意を寄せている事は薄々気付いてたからな…。


紗耶とあいつが会ってから…あいつの執着心が酷く芽生えた気がする。


まあ…俺が悪いんだけどな…。


俺が…変わっちまったから。


まさか一人の女を好きになるなんざ思ってもみなかったからな…。


自分が蒔いた種だ。


責任持たねぇとな。