ピ、とタイマーが止まって現実にかえる。 現実には、ハァハァと息を切らして何度も走った所為で踵が痛い自分がいる。 「暑い。」 ビシッと太陽に向けて、指差す茉利。 私はそれに笑う。 「太陽に文句言っても。それに、茉利がプールする為に晴れろって昨日、」 「てるてる坊主作りまくった!」 「…ほら。」 呆れて笑いが出る。 それでも、燦々と輝く太陽は変わらない。 高校に入って、陸上部に入部した。 お姉ちゃんが出来ないことを出来てみたいと思ったから。