不器用な僕等の唄を


クラスの男子が運んでいるのに、流星だけ休むなんて出来ない。

私は落ち着かなくて、階段に座り台本を握りしめる。

「野田さん。」

呼ばれて見れば、深緑のエプロンをしている桔梗(キキョウ)ちゃんの姿。

「可愛いですね!白雪姫ですか!?」

「ううん…シンデレラ。」

「あ、でも可愛いです!」

可愛いを連発してくれる桔梗ちゃんはハシャいでいるらしく、手に唐揚げの串を持っている。

「ありがとう。」

「そうだ。用があったんです。」

と制服のポケットに手を入れる。

そこからでてきたのは、チケットのような紙。