ガンッ!

俊の頭にボールが当たった。

「って~・・・」

俊は頭を抱えてその場にすわりこんだ。

「すいません!大丈夫ですか?!」

1人の女の子が、俊に謝った。

その女の子こそ、菜緒だった。

「あぁ・・・」

俊は菜緒に言った。

すると菜緒は安心した顔で、

「よかった・・・本当にごめんね」

といい。

女友達のほうに戻って行った。

「ったく。あいつは・・・ドジなところは変わってねぇ~な」

と純は言う。

菜緒は、純が編入することを聞かされてたので純を見ても驚かなかった。

そのとき俊は思った

『いつか菜緒を振り向かせる』

と。

「なぁ。俊」

純は俊を呼ぶ。

俊は純のほうを向く。