「なぁ…麻友」


俺は、麻友の髪を触った。
さらさらしてて、気持ち良い。


シャンプーの匂いが微かにした。


「髪きれいだよね」


麻友は顔をもっと真っ赤にしている。

やべぇ、かわいすぎる。


「さ、…触らないでよ!!」



麻友は俺の手をパチンと叩いた。



「……ご、ごめん」


と、同時に謝ってきた。


泣きそうな顔の麻友。
どこまで素直じゃないんだ。


本当に意地っ張りなヤツ。


でもそんな所も俺は好きなんだよな~…。

なんか、いじめたくなるし。

だって、ほら。


「ごめんじゃなくて?」


「え、な、なによぉ~…///」


麻友は顔を赤くして、下を向く。

こういう反応をする麻友が可愛くて仕方ない。
俺がいじめたくなるのも、分かるだろ?


なぁ、麻友
好きって……早く言えよ。




「麻友、俺のことどう思ってるの?」


麻友の顔を覗き込むと、赤い頬をもっと赤くさせ、

麻友は小さな小さな声で呟いた。