「にっしー大丈夫だよー!」


B組に入ると西島に声をかける生徒がいた。

(こいつ、心底言ってんのか?)

清香は生徒を無視して西島の前に立つ。


「あなたが…何やったけ?」

「吉村さん!私は西島晴乃。晴乃って呼んでね。」

かわいらしい感じの女の子。

「晴乃…ね。うちは清香でいいから。で、千里から聞いたけど…詳しく教えてくれない?ハエ女のこと」


「あいつは最低な女です。」



晴乃は清香の体を射抜くほどの目で伝えてきた。