「そんなことより五十殿!結局誰の隣がいいんだ!?」
あ、もうアサティーはどうでもいいのか。
アサティー可哀想に…。

「あ、それは…。」

みんな誰だ誰だという顔。私も一応興味がある。
無関心な顔をしてるけど。
そりゃまあ五十殿君の選ぶ相手だ。

…一時間目始まってるのに先生来ないと思ったら一時間目数学だ。
アサティーしばらく来ないから今休み時間みたいな感じ。

例のアホ三人はキャッチボールしてる…。
本の続きでも見ようかな。
私は本を手にとってしおりではさんだページを見た。

宇宙の真理は全く分からない…か。
私はいつかこれを解き明かしたいな…。

なんて妄想に浸っていると五十殿君の口からありえない単語が並べられた。






「僕は…そこで読書してる桐山さんの隣がいいです。」








あぁ、そうなのか。隣になった子喜ぶだろうな…って


ーは?