ホタル




…約束する。

裕太のその一言が、あたしの胸を締め付けた。
嬉しくて、そして悲しくて、あたしは裕太の胸に顔を埋める。

「…好きよ、裕太」

あたしの心からの言葉は、裕太の胸に響いた。裕太はあたしの背中に手を回し、何も言わずに抱き締める。


…このま二人死んでしまってもいいって、怖いくらい真剣に思った。


この台風が、誰もいないこの夜が、永遠に続けばいいと深く願う。



それは絶望にも似た、小さな光だった。




そう、まるで、ホタルの様な。